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File19 白昼の爆破予告 平成16年10月5日 福岡市中央区薬院2丁目に緊張が走った!
午後2:10頃、中年の男の声で「支店の横の歩道の上に爆弾を仕掛けた 2000万円用意しなければ爆発させるぞ」と西日本シティ銀行支店長に 脅迫の電話が入った。支店長は、すぐさま男性行員に確認の指示を出し歩 道を確認に向かわせたところ、同銀行脇の歩道の上にカメラケース程度の 大きさのジュラルミンケースを発見!すぐさま支店長自ら110番通報、 現場は一時騒然となった。福岡シティ銀行と西日本銀行の合併直後の 出来事だけに、付近の住民も不安を隠せない状態であった。
▲爆破騒動が起こった西日本シティ銀行 薬院支店。
福岡都心部という事もあり報道関係者も素早く現場に駆けつけていた。
現場の周りは商店などが立ち並んでおり、東側道路を挟んだ向かいのメイクサロンの店員は「銀行の看板の下にジュラルミンケースが置いてあったんよ。それで、15:00前に警察が店に来て、「外には出ないで部屋に居て下さい」って指示が有っただけで、事件についての説明は全然無かったです。」と当時の警察の対応を語ってくれた。
南側道路を挟んだ向かいの金物屋のおばちゃんは「15:00頃に警察が現場に来て外周を囲んでたよ、こっちからは爆弾は見えんかったけど爆弾処理班が来て、ごっつい機械で爆弾運んで行っとったよ。うちも真向かいなのに警察からの説明にも来んし非難の指示もなかったとよ」と、こちらも不満の声である。
近隣の商店や住民に聞き込みを行なったが、それぞれの方が話されていたので印象に残ったのですが、「警察の対応が不十分であった。」との事。 2kgの爆弾があると犯人から声明が出ているにも関わらず、非難したのは銀行内に居た客と行員が外に出たのみ、近隣への非難の指示はなかったそうだ。爆弾の威力は判らないが、あまりにも事件に関しての説明不足ではないだろうか。安全であるとの説明すら無かったとの事である。その証拠に近くにある工事現場も通常通りに作業を行なっていたのである。もう少し近隣住民に対する安全への配慮があっても良かったのではないだろうか。
一方、銀行側は全ての入り口を閉鎖し銀行内で対応に追われていた様である。
「警察が来てぇ〜、なんか白い紐でぇ〜囲ってぇ〜爆弾持って行ったのぉ〜。 そんでぇ〜まだ銀行の中にもぉ〜爆弾有るっぽいよぉ〜」と報道関係者も知らない情報を語ってくれたが、真偽の程は定かでない。
17:23になり銀行職員の方が出てきて説明が有るかと思いきや、ATMの再開のお知らせであった。
その5分後・・・
さらに待つこと1時間、やっと銀行職員の方が出てきて、「19:00より 記者会見を行う予定ですので、もう暫くお待ち下さい。お待たせ致しまし て誠に申し訳御座いません」と、やっとまともな対応をしてくれた。
銀行側の出遅れた対応に、ここぞとばかりに報道記者が群がる。
19:00銀行職員の誘導により、同銀行ATMコーナーにて記者会見の場を臨時に設けて、当日の爆破予告事件に関する文書が配布される。 文書の内容は以下である。
本日、弊社薬院支店にて発生いたしました爆破予告事件につきまして、窓口やATMの利用がやむなく中断した状態となり、ご利用の皆様方に大変なご不便をおかけ致しました。 又、事件の処理の関係の為、周辺に交通渋滞が発生し、お客様や近隣の皆様方にも大変なご迷惑をおかけ致しました。 幸いにもけが人などの人的被害はございませんでしたが、ご迷惑をおかけ致しました事に深くお詫び申し上げます。 又、このような犯罪に対しましては大変憤慨致しており、一刻も早い犯人の逮捕を願っております。
以上 事件発生場所 西日本シティ銀行 薬院支店 福岡市中央区薬院2−1−1 支店長 大島 英明(50) (従業員13名)
文書を読み上げたあと、記者の質問が始まる。 報 道:「電話を取られたのは支店長ですか?」
支店長:「最初に対応したのは女性職員です。その後支店長に代わってくれとの事でしたので私が対応しました。」
報 道:「犯人の声の特徴は?」
支店長:「・・・・」
銀行広報部:「犯人に関することは捜査協力の観点から申し上げることは出来ません。」
報 道:「言える範囲で構わないのですが。」
支店長:「・・・そうですね、中年のであったと記憶してます。」 報 道:「名前とかは、名乗ったりしませんでしたか?」
支店長:「私の名前ですか?」 報 道:「いえいえ犯人です。」 支店長:「あぁ、名乗ってませんでした。」 報 道:「どういった内容の電話だったのでしょうか?」 支店長:「支店の横の歩道の上に爆弾を仕掛けた2000万円用意しなければ爆発させるぞ」という内容でした。 報 道:「受け渡しの方法などは犯人のほうから何か指示があったのですか?」 支店長:「・・・それは捜査上お答えできません。」 報 道:「そういった話もあったんですね?」
支店長:「・・・はい」 報 道:「銀行の窓口でお客様とのトラブルなどは無かったのですか?」 支店長:「それは・・何も無いですね。」 報 道:「受け渡し方法などは、一応話はされたそうですが、それは振り込めという事ですか、持って来いという事ですか?」
支店長:「・・・それは捜査上お答えできません。」
報 道:「何分後に爆破させる。って事は言ってませんでした?」 支店長:「・・・それもちょっと・・ご勘弁を。」
報 道:「狙われる心当たりなんかは御座いませんか?」 支店長:「いえ、そんなのは無いですね!」 銀行広報部:「すいません、残務等が残っておりますので、この辺でよろしいでしょうか。 色んな方に迷惑を掛けた事と、犯人に対する気持ちを聞かせて貰えませんか?」 支店長:「それはもう、一番迷惑を掛けたのは当時店内にいらっしゃいましたお客様ですから、受付をなさってる途中で突然非難という事になり処理の途中の方も居られましたし、また近くの近隣の商店の皆様にも交通渋滞など随分しましたし、営業もかなり妨害されたと思うんですよね、 それとお客様たちにも随分迷惑をお掛け致しましたので、犯人に対する憤りっていうのは、やはり強いですね」・・と締めくくって頂き、会見を終了されました。
突然の事件であっただけに、銀行側も対応に追われて混乱されていたようでしたが、幸いジュラルミンケースの中身はブロック塊であったから良かったものの、もしも爆発が起こっていたら・・・と思うと背筋が凍る思いである。 今回の事件は福岡県に於いて、銀行・警察・近隣住民を巻き込む近年まれにみる事件である、大島支店長だけでなく記事を書いている最中も犯人に対する憤りで胸が一杯になりつつも、犯人の早期検挙を願いたいものである。 今後も今回の事件に関して詳しい情報が入り次第追って報告する予定です。
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